【技術士】H27水理学まとめ

H27
・流出モデルの目的は、河川計画や水構造物の設計のための河川流量の予測、実時間での河川流量の予測、環境変化に伴う水循環の変予測、水文観測が十分でない流域の水循環予測等である。
・山腹斜面に達した雨水は、表面流、中間流、あるいはそれらを合わせたものと地下水流出の和として河道に流出する。
・河道網構造は流出の仕方に影響を及ぼし、一般的に羽状流域、放射状流域、平行流域、これらが組み合わさった複合流域に分類される。
・合理式は、流域に入る降雨量と流域下端からの河川流量とが等しくなる状態を仮定することで得られる。
・貯留関数法→非線形モデルではあるが降雨流出現象の非線形特性を比較的単純な構造式で表現するために、貯留量と流出量との間に関数を仮定し、貯留量を媒介関数として降雨量から流出量を求めようとする関数。

・射流の漸変流計算の境界条件は、上流側で与えられる。
・限界水深→比エネルギーを最小にする水深であり、最も効率的に流れる水深。
・フルード数→フルード数が1よりも小さい常流と、フルード数が1を超える射流、フルード数が1となる限界流に分けられる。
・等流→流れの状態が場所によって変化しない流れであり、水深および流速が一定で、水面勾配・エネルギー勾配・河床勾配がすべて同じである。
・マニングの平均流速公式→水路の平均流速は祖度係数に反比例する。

・ピエゾ水頭は、位置水頭と圧力水頭の和
・ピエゾ水頭や全水頭の高さは、管路の傾きとは無関係。
・流れ方向に管路の断面積が大きくなると、その前後で速度水頭は減少する。
・流れ方向に管路の断面積が小さくなってもその前後で流量は変化しない。
・管路の途中で圧力水頭がゼロになっても流れが中断することはない。